老年者控除とは、納税者本人が12月31日を経過後、65歳以上で、その年度の年間所得金額が1000万円以下の場合に認められるシルバー世代の方へ認められている控除制度の事です。
老年者控除の適用条件は、納税者本人が納税者である事。
そして、年齢が65歳以上である事。
更に年間の所得額が1000万円以下である事の3つじゃ。
年間所得は、家賃収入などを産む資産がある場合は、「それらの所得を合算して計算」するが、いずれにしても年間の所得額自体が1000万円以下であれば、どれだけ資産を保有していても、老年者控除の適用となるのがポイントじゃ。
不動産などの固定資産を保有している場合や、証券などの流動資産を保有し、利益が出た場合などは
「老年者控除の適用条件」
を満たしているかをまず確認し、満たしている場合は、しっかり控除の適用を受けましょう。
老年者控除制度は、現在制度自体が廃止となっております。
その為、所得税控除の50万円及び住民税の48万円はいずれも控除が一切なくなっております。
尚、今後の制度の復活の予定は2011年度現在では発表されておりません。
65歳以上の方は寡夫控除・寡婦控除の計算方法についても確認しておきましょう。